直流用標準抵抗器(常用標準抵抗器)

直流用標準抵抗器 0.01Ω〜1199.9Ω 赤黒端子はすべて金メッキ品を使用

 保 証 試作品扱いのため、動作保証・無償修理期間などはありません。

 すべて手作りです。新品ですが、製作時のキズ・汚れなどがあります。

 最短納期 約3週間  標準納期 約4週間  @在庫1台あり(納期即日)


 HIOKI RM3543などの高精度の直流低抵抗計校正・点検に最適です。
 低抵抗測定では一般的で良くあるOVC(オフセット電圧補正機能)、オフセット補償
 機能、熱起電力・オフセットキャンセル機能付き、その他などの直流パルス出力型
 の低抵抗計、マルチメータなどでも校正・点検に使用可能です。

 交流低抵抗計(ACmΩメータなど)は試験電流1kHzに限りますが10Ω以上では
 そのまま下記の交流抵抗参考確度の範囲内で使用可能です。
 1Ω以下では低抵抗ほど校正値が公称抵抗値からズレますので、
電気計測超精密
 研究所で校正した交流抵抗校正値を使用して、その校正値より交流抵抗参考確度
 の範囲内での点検は可能です。なお、この製品は基本的には直流専用としての
 高確度低抵抗標準器を目標とした製品ですので、高確度や広範囲の周波数での
 交流抵抗測定やLCRメータなどでの使用は交流用標準抵抗器を使用してください。

 例えば、HIOKI RM3543の1000Ωレンジで100Ω単位の絶対直線性試験が
 可能です。最後の12番目のみ99.9Ω加算となります。
 各レンジの校正・点検がケルビンクリップのまま、端子をつまんで出来ます。
 慣れれば約5分程度でHIOKI RM3543のすべてのレンジで点検実施可能です。

 常用標準抵抗器として、
電気計測超精密研究所の最上位基準器から直接校正
 をしています。0.01Ω〜1199.9Ωまでのすべてにアルファ・エレクトロニクス社
 金属箔抵抗器を使用しており、各抵抗値における抵抗値温度係数の小さい物を
 使用しています。当然ながら、すべての金属箔抵抗器で経年変化が製品仕様より
 小さく良い物を、数年過去と現在の数回校正確認をして使用しています。

 使用時などに公称抵抗値にピッタリにあわせるため、または少し+にズラすなどを
 すべての抵抗値で微調整出来るようになっています。10mΩ以外の抵抗器では
 15回転の高精度可変抵抗器をすべてに使用していますので、使用者でも下記の
 経年変化の数倍程度の抵抗値変化範囲内で任意に各抵抗値の変更が可能です。
 あらかじめ、公称抵抗値の+0.002%に調整して校正を実施するなども対応可能
 な場合がありますので詳細はこちらまでお問い合わせ下さい。

公称抵抗値 内部抵抗器 使用
個数
温度係数
ppm/℃
経年変化
%/年
交流抵抗
参考確度
10mΩ PCWR01050D ±20 ±0.010 使用不可
100mΩ PCWR10000D ±10 ±0.003 ±0.5%
1000mΩ PCW1R0000D ±5 ±0.002 ±0.4%
10Ω MCZ30R000B ±1 ±0.001 ±0.2%
100Ω MCY50R000T ±2 ±0.001
200Ω〜
1199.9Ω
HCY100R00T 各1
計11
±2 ±.0005

*上記の温度係数・経年変化は仕様値ではなく代表値(参考値・目安値)です。
@参考 Vishay Foil Resistors で一番良い仕様は±0.2ppm/℃と
 なっていますが実際の正確な仕様は抵抗器によりますが一例では、100Ω〜
 100kΩで±0.2±0.6〜(ppm/℃)となっています。
 ですので最良品でも±0.8ppm/℃以上となりますので注意が必要です。

25.4 校正・調整済 参考試験データ           @100Ω以上では
     直感的に誤差がわかりやすいため約+0.001%に調整しています。

公称抵抗値 実測抵抗値 絶対校正確度 校正電流
10mΩ 0.010001 ±0.030% 1A
100mΩ 0.099999 ±0.008% 100mA
1000mΩ 1.00001 ±0.006% 100mA
10Ω 10.0000 ±0.004% 10mA
100Ω 100.001 ±0.004% 10mA
200Ω 200.002 ±0.003% 1mA
300Ω 300.003 ±0.003% 1mA
400Ω 400.005 ±0.003% 1mA
500Ω 500.007 ±0.003% 1mA
600Ω 600.009 ±0.003% 1mA
700Ω 700.009 ±0.003% 1mA
800Ω 800.010 ±0.003% 1mA
900Ω 900.011 ±0.003% 1mA
1000Ω 1000.012 ±0.003% 1mA
1100Ω 1100.013 ±0.003% 1mA
1199.9Ω 1199.913 ±0.003% 1mA

*200〜1199.9Ωの相対校正確度は電気計測超精密研究所で校正・最適
 調整時±0.002%です。校正電流の3倍以上を流すと抵抗値が変化する
 場合がありますので過電流を流した場合は
電気計測超精密研究所
 再校正を実施してください。HIOKI RM3543などの
校正・点検を実施
 する場合は必ず最高抵抗測定レンジから順番に過電流(オーバーレンジ)に
 ならないように注意して低い抵抗測定レンジへと確認作業を行ってください。
@絶対校正確度・相対校正確度は23℃±3℃の安定した環境温度内です。
*保存温度は23℃±15℃以内として下さい。

外形寸法 約200(幅)、65(高)、100(奥行)mm(端子を含まず)

←シリアル番号は本体には明記されています。



←↓1199Ω表示は1199.9Ωに変更です。

  
↑手作り品のため、多少端子の位置などがズレていますがご了承下さい。

お問い合わせ、見積、ご意見、ご要望、ご質問はこちらまでお願いします。

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